2017年05月23日

念には念を!

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スマートホンが普及している昨今・・・。

その恩恵というか、電話やメールの以外にも様々な機能が
取り込んでいる。

その代表的な機能にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。
いわゆる個人間のコミュニケーションを図るもので、フェイスブック・
ライン・ツイッター・インスタグラム etc・・・

私もフェイスブック・ラインの利用者で何かと便利に使っている。

しかし先日そのアカウントが乗っ取られた。
いわゆる不正ロックインにより私になりすまして、各方面に不審な
書き込みがなされ一時大混乱が起きた。

具体的には、不特定多数の人に

  「プリペイドカードをかってきて・・・。」
  「〇万円振り込んで(貸して)」

という書き込み。

ほとんどの方は、普段私と交わしている文面や内容にに違和感を
感じてなりすましに気付いていただけたのだが。

正直、私の関知していないところで誤解が起きているのではないかと
今もなお一抹の不安と心配が残る。


そもそもの原因は、実は私自身にある。

広島在住の大学時代の友人から

  「携帯電話のデータが消えてしまったから、電話番号を教えて?」

とSNSでのメッセージが私に届いた。
私は何の疑いもなく教えてしまったのが事の始まり。
教えた後に、何んとなく違和感を感じ本人にそのことを確認すると

  「ゴメン、アカウントか乗っ取られて今大変なことに・・・
   なりすましのメッセージが届いたのかも。」

つまり私もまんまと騙されひっかかってしまった。
その数分後に知らない不特定多数のショートメールが一気に
私の携帯電話に寄せられた。

同時に私の周囲の仲間から、不審な書き込みを受けて案じて
乗っ取りの知らせをしていただいた方の電話で、とにかく大事だった。

そんな仲間のうち、警察官である高校時代の友人が、
なりすましのメッセージにあえてなりすまして対応してくれた。
結局相手は、自らの身に危険を感じたのか、直ちに撤退させたと
聞かされ本当に持つべき者は友だと、つくづく感じた。

どうぞ皆さまも充分にお気をつけて
絶対に安易に携帯番号を教えないように・・・。
本人に確認して、念には念を!



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2016年06月07日

第三者

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先月末より首都・東京がざわついている。

舛添東京都知事の政治資金の「公私混同」疑惑について
都民はもちろん日本国民が注視している。
先日行われてた記者会見において都知事は、
「第三者の厳しい目で調査を行い報告する」
と繰り返しの発言。

そして調査を担った弁護士2名が同席しての昨日の記者会見。
そこでまた「不適切ではあるが違法性がない」との調査報告。
本日の都議会の答弁・・・。

この一連の発言・行動で納得した者はどれくらいいるだろうか。

政治資金規正法に制限の定めがないから法的責任が問えないと
いうことのようだ。
一般市民からすれば、法的責任以上に舛添知事自身の東京都の
リーダーとして、もっと言えば人間としての資質と信頼関係が
問われているのだと・・・。
同時に人としての「品格」、つまりその人に感じられる気高さや
上品さが問われているように思う。

ふと以前に知人の法曹関係者から聞かされたことが頭をよぎる。
本意を持ち合わせていなかったり、虚偽があったり後ろめたさが
あればあるほど、法律・条例・契約書を楯にしてくるのだと。
しかし直ちに真実を見抜かれ、一溜りもなく論破されると。
楯にしてくる姿勢にここで言う「品格」など微塵も感じ得ない。
違法性がなければすべて良しではない。
不適切であるからこそ都民が怒っているのだから・・・
ホームグランド内の「第三者」の目にいささか違和感を感じたのは
私だけだろうか?

今回の一件、「第三者」の目は都民の厳しい目であり、
首都であるがゆえに日本国民という社会全体の厳しい目であろう。
さてどう審判されるか・・・
私たちの身近なところでもありがちなことだ。

世間さまはよく見てござる!
阿弥陀さまは見抜いてござる!

南無阿弥陀仏
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2016年05月30日

こだわり

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お参り先のご門徒のお宅の前にできた新しい駐車場。
「1・2・3・5・6・7...」

またもや「4」がない。
おそらく「4」=「死(し)」で縁起が悪いということだろう。
世間さまのこだわりかも知れないが、数字に興味を持ち出した
幼子にどう説明するのだろうか???

  かなしきかなや道俗(どうぞく)の
  良時(りょうじ)・吉日(きちにち)えらばしめ
  天神(てんじん)・地祇(じぎ)をあがめつつ
  卜占(ぼくせん)祭祀(さいし)つとめとす


上記は今から約700余年前に宗祖親鸞聖人が詠まれた和讃の一首。

  「僧侶も世俗の者たちも、良い時良い日に執(とら)われて、
   天の神や地の神を崇(あが)めつつ、占いや祈りごとに
   余念がありません。
   なんと悲しいことなのでしょう。」

当時も科学・医療・通信が進歩した現代も何ら変わりのない
人間の姿を戒めて下さっている。

祈祷という名のもとに魂を鎮め、魔よけ、厄除けに余念がない。
テレビや雑誌等では、星占い・血液型占い・風水...。
ご利益信仰として、家内安全・商売繁盛・無病息災という
人間の欲望を満たすための“信心深く”足しげく神仏を崇拝する。

よくよく考えてみれば、呪術と本来の仏教は全く関係がない。
人生の岐路に立って、身近に相談相手が存在しない現代人の
孤独感が占いにゆだねざるを得ない姿としての思い浮かぶ。
人間の欲望には限りがない。
たまたま自分の欲が充足すれば、それ以上の欲が深まってしまう。

『浄土真宗の教章(私の歩む道)』
https://hongwanji-shuppan.com/source/download/k_a4.pdf
の「生活」に“現世祈祷などにたよることなく、御恩報謝の生活を送る”
と掲げられている。

幸福を願わない人はいない。だからといって周囲に無関心というのも
仏教の本義ではない。
ありのままのことをありのままに受け入れる。
時として厳しい現実を受け入れなければならないことも多々ある。
しかしその真実に目を背くことなく受け入れていくということには
勇気がいるかもしれないが、どんなことに遭っても、恐れることなく
すべてのことをお蔭さまと仰いでゆきたいものだ。

見捨てることなく阿弥陀さまはこんな私を見て下さっている。

南無阿弥陀仏。

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2016年05月10日

お坊さんあるある!!!

テレビやネット情報を見聞きしていると、各業界ごとに
「あるあるネタ」があるようだ。
それに便乗して「お坊さんあるある」なるものを・・・
特に浄土真宗に限って、次に挙げたことを見聞きすると
自然と反射的にピクッと反応してしまう「あるある」。

●お坊さん(お寺)って、税金を納めなくていいんでしょ。
●お坊さん(お寺)って、丸儲けでしょ。
●すぐに寄付を求めるでしょ。
●仏教に宗派がいくつもあるけれど、結局どれも一緒でしょ。
●「他力本願」を他人をあてにするという意で誤用された時。
●お経は難しくて何が書いてわからない。
●金封の表書きに「供養料」「読経料」「回向料」と
 表記されていた時。
●お子(お孫)さんの宮参りを済ませたことを聞かされた時。
●友引に葬儀式はだめでしょ。
●念珠が切れると縁起が悪く、何か災い事が起きるんでしょ。
●お坊さんは字がうまくお話が上手だという先入観。

まあ、こんなところだろうか。
事実というか現実が知られてなかったり、仏教や浄土真宗の
間違った教えを持たれたり、誤解があったり・・・。

さてここからは、現実且つ正確なお話・・・。

先ず、お寺は宗教法人であり、法人としての収益に対しては
確かに非課税ではあるが、法人の職員としての扱いである
住職(僧侶)の所得に対しては所得税や府・市民税は
当然ながら納めてる。
またその宗教法人を維持していくには、一般的にイメージされている
以上に経費負担が大きいため、極々一部のお寺を除いては決して
裕福ではない。それどころか護持困窮寺院が全寺院の50%を
超えているというデータもあるくらいだ。

また宗派によって教えは全く異なる。
特に浄土真宗は、阿弥陀さまの願い(他力本願)によって
私たちはもれることなく救われるという教えであるため、
修行を必要としないし、亡くなられた故人に対して
供養と称して読経を行わない。
個人のお願いごと(我執)を叶えてもらうために
頼むことはしない。
また迷信・占いなどは必要としないということだ。
故に念珠が切れようと、友引に葬儀を行おうが
一切こだわらない。
現に私は年間に2〜3回は念珠が切れる。
まさに諸行無常の理である。
ただ僧侶も当然ながら人間であるため得手不得手がある。
お経であったり、書道や人前でのお話、人によって様々だ。

最後にぜひ心得て頂きたい浄土真宗の要旨である
浄土真宗の教章(私の歩む道)
ご覧になって頂きたい。
     ↓
https://hongwanji-shuppan.com/source/download/k_a4.pdf

南無阿弥陀仏
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2016年04月30日

リニューアル

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     梅小路蒸気機関車館

昨日の4月29日、「京都鉄道博物館」がリニューアル開園した。
ご承知の通り以前は同地に「梅小路蒸気機関車館」があり、
幼少のころ祖父に連れて行ってもらった記憶が・・・。
その後も幾度か訪れた馴染みの場所だ。

実はこの梅小路、本願寺とのゆかりが深い事をご存じだろうか?
5年前の平成23年に「親鸞聖人750回忌法要」が勤められのは
まだまだ記憶に新しいところ。
半世紀、つまりは50年に一度の本山・本願寺にとって最も大切な
法要であるが、それからさかのぼること100年・・・。
明治44年にも同様に「親鸞聖人650回忌法要」が勤められたが
当時は先の法要とは比べものにならないくらいの勢いと熱気が
あったという。
国内はもとより、海外からも熱心な門信徒の方々が本願寺を
目指して参拝に訪れた。
記録によると、当初22万人の参拝者を見込んでいたが実際は
100万人を超える参拝者だったようだ。
その参拝者が利用した交通手段として鉄道が挙げられる。

明治5年に新橋−横浜間が開通されて以来、鉄道網が急速に
整備されて明治10年には京都駅が開業した。
そんな中、大遠忌での参拝者が京都駅の乗降客で大混雑が
予想されるとして別に参拝者専用駅が作られた。
それが「梅小路停車場」でホームには華やかな装飾、
待合所には法話や花火、楽隊の演奏などが行われていたという。

その後大遠忌の終了後、「梅小路停車場」は解体され
貨物取扱の「梅小路駅」そして「梅小路蒸気機関車館」と
変貌していく。

言い過ぎかもしれないが「親鸞聖人大遠忌法要」勤められて
いなかったら・・・。
そして計り知れないたくさんの門信徒の参拝者がなかったら
開園した「京都鉄道博物館」もこの地に存在してなかったかも・・・。

南無阿弥陀仏
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2016年04月29日

2016ゴールデンウイーク

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さて世間では、本日からゴールデンウイークに突入!

今年は有給休暇をうまく使えば、最長10連休。
なかなかこんな恵まれた方は、私の周囲にはいないが
全体で6.7%の方が存在するらしい。

暦どおりであれば3連休が2回、2連休が1回の
合計8日間の休暇ととなるが、全体の71.5%の方は
実際8日未満の休暇となるようだ。

世間に休暇が続けば、確かに忙しくなる職種もある。
旅行・観光、娯楽施設、飲食・・・

さてお寺といえば・・・。
この時季にかかわらず、通年特に決まった休日もない。

故に全く関係がないというか、月忌や年回忌のお参りで
何ら通常の祝日・土日と変わりがない。
むしろ大阪市内は閑散としており、ムーズに移動ができる。
ただ、郊外となると状況は違うのだが・・・。

今年に限っていえば、通常の法務とその合間に
四男の高校野球春季大会の応援くらいなものだ。

さて皆さんは、いかがお過ごし???
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2016年04月28日

宗教儀礼

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われわれ現代人は、技術の発達により何かにつけ
時間短縮が実現した。
移動時間、作業や家事の時間・・・。

時間短縮できたぶん、以前より余裕のある生活を
送っているかというと、むしろ忙しく慌ただしい毎日を
送っているような気がする。

私たちは昔から宗教儀礼を行ってきた。
50回忌、37回忌、33回忌・・・
数十年前に亡くなられた親族のご縁、仏事を営むことで
時間の流れを取り戻す作業を行ってきたわけだ。

そもそも宗教儀礼を執り行なわないままにしようと思えば
やめることも可能だ。
親族・親戚のご機嫌を跳ね除ける勇気があればだが・・・。
ただ今や平素疎遠になりがちな親族・親戚の言葉自体も
届かぬようにさえなってきた昨今。

しかし人生において大切な節目の行事は、大変で面倒くさいと
感じているのが現実のようである。
葬儀や年回忌法要といわれる宗教儀礼
成人式や結婚式のような人生儀礼

特に成人式・結婚式・葬儀式は人生の三大通過儀礼といわれ
取り巻く状況が変わるたびに儀礼を執り行なってきた。
それは取りも直さず人生の変化を縁者に知らしめ宣誓すると
同時に自らの自覚促す機縁とした部分も内在している。

故に儀礼自体をこちら側の勝手な都合、言い訳でなくしても
よいのかどうか???

特に宗教儀礼でいえば、特定の宗教・宗派・信条というより
人として大切なものを感じとっていく大切な一場面である限り
人生の舞台をもう一度再考してみては如何か。

そこで見えてくるのは先人のご苦労、今の自分のいのちの尊厳を
感じられるに違いない!!!

南無阿弥陀仏

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2015年12月21日

あと10年で???

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ちょっと興味深いというか、危機感を感じるというか・・・。
「あと10年で『消える職業』『なくなる仕事』ランキングなる雑誌の記事が。

昨今の社会において、OA化・機械化・ロボット化の流れが進み、
年々加速してきている。

技術的発達といえば、身体を使う手作業や重労働を機械化することだった。
21世紀に入ると、これまで人間の領域であった認知能力を必要とする
仕事が機械化されることを意味する。

特にロボット開発はめまぐるしく発達し、現に防災・救援、調理、医療、
清掃、介護等のサービス産業にロボットの参入が始まってきている。

先に挙げた職業に「僧侶」が含んでいなかったことに正直ホットしたが、
安心している場合ではない。

数年前、イオンが葬祭事業に参入し、僧侶を派遣するサービスを始め
世間をというか、とりわけ仏教界を賑わせた。
続いて先日「アマゾンが『お坊さん』をネットで宅配!」というニュース・・・。
amazonnが12月8日より葬儀・法事等を派遣するサービス提供を
開始したとうこと。

私個人としては、あくまでも想定内のことであると受け止めている。
宗派別に認知をさせたロボットが袈裟・衣を纏って法要儀式を執り行うという
ことではないが、将来的にはわからない。
しかし僧侶の法務がロボットで代用できるのか?
となると、

僧侶と何ぞや?
人間とは何ぞや?

ここまで掘り下げて見つめなおす時期に来ているのかもしれない。
つまり、ロボットでは代用のきかない独創的なオリジナリティーのある
僧侶であるのか、将来のお寺づくりの設計図があるのか。

そんな根本的なことが試されている厳しい時期に差し掛かって
来ているのかもしれない。

南無阿弥陀仏

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2015年11月09日

迷惑至極

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先日、今まで拙寺と全くご縁のなかった方からの突然の相談メールが・・・。
何回かメールのやり取りをしている中、直接お会いして話を聞かせて
頂くことになった。

それから数日後、約束した時間にひとりの女性がお寺へお越しになった。

普段関わりのある人が周囲の人に対して、高圧的というか攻撃的で
居合わせる場の雰囲気が悪くなり、体調を崩す人も出てきている。
ご本人にとっては、まさに一大事。
中にはターゲットにされている人がいるらしく、どう対処していいのか。
大人同士のいじめ!!!

以上が相談の概略。(詳細についてはプライベートの問題であるため割愛)

話を聞いているうちに、私にも少なからずよく似たケースがかつていくつか
あったことが脳裏をよぎった。
そんな時期にたまたま書店で見つけた書籍を本棚から引っ張り出して
彼女に紹介したのが
『他人を攻撃せずにはいられない人』 (PHP新書刊・著者:片田珠美)

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この本によると、
攻撃欲の強い人が欲しているのは「破壊」だという。
他の誰かがうまくいっているのが許せない。故に他人の幸福や成功に
耐え切れず、強い怒りや敵意に突き動かされてとにかく壊そうとするらしい。
そして攻撃欲の強い人は、こっそりと忍び寄ってくるという。
そして巧みな脅し文句で反論も攻撃もできないようにするようだが、
次の7つの手法を使うのだと・・・。

 @攻撃欲に気付いてとがめてもわからないふりをする
 A攻撃欲を見破られても巧妙に押し殺して他人のせいにする
 B非難に動じず逆に相手を責める
 C何をやっても効果がないのだと思い知らせ疲弊さ諦めさせる
 D自分だけが価値のある人間だと思い込み他人の価値を無視
 E言葉や真意などのズレが相手を混乱させる武器だと考えている
 F罪悪感をかき立てることにより攻撃欲を隠ぺいする

また攻撃欲の強い人のタイプとして共通しているのは
 ●価値があるのは自分の意見だけ 
 ●自分で何もせず「忘れる」「何もしない」「遅らせる」
 ●自分が逆に領域を侵害されると耐え切れず激怒して激しく非難
 ●自分の手法や考え方を尋ねられたり問われたりするのを無性に嫌う
 
そして攻撃欲の強い人の究極の目標は「支配」。
自分が優位に立って支配し、批判されることなく居心地の良い状況を
維持したいからだという。
まあ、自己中心的発想で稚拙としか言いようがない。

しかし、攻撃欲の強い人も日々恐怖と戦っているのだという。
つまり本人自身が自分の弱点を知り尽くしており、実像・実態が
世間に知れ渡らないように注意深く、かつ慎重に隠していることが
多いという。
そこを突かれて攻撃されないようにと恐れているのだと・・・。
そのような姿勢こそが無力感の裏返しで、実は臆病で意気地なしで
ふとした言動・行動ところから垣間見えることも私自身経験がある。

だからこそ

   何故こんなふるまいをするのか?
   何に恐れているのか?
   何に対して劣等感を抱いているのか?

答えが見つからなくても、そんな視点から攻撃欲の強い人を見てみると
周囲が抱いている恐怖や無力感、嫌悪感は和らぎ、逆に私たちの方が
精神的優位に立ったようなイメージが湧く。
それは、攻撃欲の強い人の弱さを周囲が知らないだけだからなのだと。

相談者である彼女から話を聞かせてもらったと同時にこの本の内容のことを
伝えて一時の時間が経った。

お寺を出るころには、若干の安堵した表情を目にして私も正直ほっとした。
「他人を攻撃せずにはいられない人」に悩まされている人は、ぜひ御一読を!

南無阿弥陀仏

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2015年03月13日

あらから70年

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今から70年前の1945(昭和20)年3月13日深夜からよく14日未明。

B29の襲来による約3時間半の爆撃。
いわゆる大阪大空襲が勃発した。

アメリカ軍は大阪市北区扇町、同西区阿波座、同港区市岡、同浪速区塩草を
照準点にしていたという。

当時、西区阿波座に掌宇を構えていた拙寺も一瞬のうちに廃塵に帰した。
にもかかわらず、小柄な坊守(祖母)は蓮台からご本尊のみを
抜き取り背負って、住職(祖父)は祖師(親鸞聖人)の御影、
並びに七高僧・太子の御影を持ち出せることができ何とか難を逃れたが、
残念ながら連師(蓮如上人)の御影だけはかなわなかった。

戦前27ヶ寺あった西区内の本願寺派の寺院は、戦後郊外に移転、
あるいは復興できないまま廃寺となり、現在8ヶ寺が留まっている。
拙寺も西区内に止まった寺院ではあるが、昭和20年を境に今までの
寺の基盤、つまり本堂・庫裏等の建物、門信徒、そして地域の繋がり、
財政面が根底から失われた。

あれから70年、よくここまで辿りついてきたのだと本当に思う。
昨今の現状を鑑みると、社会は激動している。
故にお寺もその変化への対応能力が問われる時代だと痛感する。

先人のご苦労に有難く感謝しつつ、もっともっとお寺の良さを伝えていきたい。


posted by 正 at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 世間

2014年11月27日

眼力!!!

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先日の我が家の息子たちの話。

  次男「バイトしてる友達が、シフトの時間過ぎても帰えして
     くれへんからなかなか会われへん。」

  三男「何で・・・? 時間来たら帰ったらええのんとちゃうの?」

  次男「そんなんしたら、店に店員がおれへんようになるから
     できへんらしい。」

  私 「その分余計に働くんやから小遣い増えてええやろ・・・。」

  次男「違うねん。残業代も付けへんし時給も上がらんし辞めたいけど
     辞められへんしブラックやっていうてる。」

  三男「ブラックって何?」

  次男「バイトする時の条件が入ってみたら全然違って、
     無茶な仕事ばっかりさせて店の都合ばっかりいうて
     時給を上げへんようなとこや。」

  私 「ブラック企業と一緒やん。」

  三男「俺らの中ではブラックバイトって言うねん。」

学生の中でもこういうことが起きているのかと知らされた。
以前、何かのニュースでコンビニのオーナーが「罰ゲームマニュアル」と
称してノルマを達成できなかった大学生アルバイトに罰を与えたとか・・・。

一部の企業、店では正社員が少なく派遣社員やパート、アルバイトに
委ねられているところも多いようだ。

そんな次男に渡された資料・・・。
「ブラック企業の見分け方 〜大学生向けガイド〜」

中をパラパラと見てみると“ブラック企業診断書”が目に飛び込んで
きたのでちょっとご披露を。

@新規学卒社員の3年以内の離職率30%以上
A過労死・過労自死者を出している。
B短期間で管理職になることを求めている。
C残業代が固定されている。
D求人広告や説明会がコロコロ変わる。
他、事細かな注意事例が掲載されている。

う〜ん納得、なるほど!!!

採用活動の嘘(事実と異なる嘘・不都合事実は公開しない)や事実の
誇張等を見分ける眼力を学生たちに持ち併せるようにということだろう。

考えてみれば雇用主側から見れば、公開されている情報はすべて
企業側の都合であって、不都合な情報は知られたくないはずだ。

バイト探しも就活も学生にとっては受難時代かもしれない。
しかしそういう企業や店は必ず社会から淘汰されて一時期の欲に
眩んで埋没していくのは世の常である。

正直で謙虚に、真面目にコツコツ積み上げていくことが
我々の道なのかも知れない。
posted by 正 at 20:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 世間

2014年10月05日

新幹線開業50年に想う

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今から50年前の昭和39年10月1日、東海道新幹線
(東京-新大阪)が開業した。
当時私は1歳、東京オリンピック開幕を間近に控え東名高速道を
はじめとする交通インフラ整備が目覚ましく進められていた
高度経済成長期であった。

さて新幹線は開業して以来50年間、列車事故での死者はゼロ。
延べ乗客数は56億人に上るという。
開業当時、4時間を要した東京-新大阪間は現在2時間25分。
一日平均運行数は、60本から300本余り。
最高時速も210キロから270キロへ。

日本の列車技術と安全は本当に大したものだ!

幼少の頃、奈良で生まれ育った私は、新幹線に乗車する
機会がなかった。

かすかな記憶であるが確か6歳の頃だったか、
小学校に上がる直前の春休みに本願寺参拝のため、
両親に連れられて大阪経由で新大阪-京都間に乗車した。
僅か数十分間ではあったが初めて乗った時の感動した
思いが今でも鮮明に甦ってくる。

もちろん当時は「団子っ鼻」の愛称で親しまれた初代の
「0系」で『夢の超特急』と称されていましたから・・・。

この50年、半世紀も過ぎれば世の中もすっかり変わった。
更なる通信インフラが整備され、情報が溢れ返っている昨今。

いくら世の中が変わろうとも最終的には人間同士の縁であったり
信頼関係が大切だということをしみじみ思う。

お金や物という有形の物に頼りに委ねすぎると、結局は有形の物に
押し潰され足元をすくわれるということだ。

無形である人の恩であったり情であったり・・・。
古臭いと言われてもそんな無形の財産に支えられていることに
感謝できる自分であり続けたい。

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2014年07月31日

無縁墓の墓場

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昨日の朝日新聞の一面「無縁墓の墓場」という大きい見出し。

永年受け継がれてきた代々のお墓。
継承者が不在となった無縁墓から撤去された墓石の現状、
不法投棄のが絶えないとの内容。

記事によると高松市の「古石材預かり所」には四国・関西の
霊園墓地・寺院から撤去され墓石が運ばれ年々増加傾向。
また、南あわじ市の山中に不法投棄された墓石が山積み。

いよいよお墓のあり方や護持形態など家庭で早急に考えなければ
ならない時期に来ているようだ。

私たちの宗派である浄土真宗の開祖親鸞聖人のひ孫で、
本願寺第3代宗主覚如上人の著者『改邪鈔(かいじゃしょう)』に、
親鸞聖人の言葉として

    某 親鸞 閉眼せば、賀茂河にいれて魚にあたうべし

と著述されている。

つまり「私が(親鸞)が死んだら鴨川に流して魚に与えてくれ」と。
死は、お釈迦さまが説かれた根本苦悩の中でも一番大きい苦であり、
仏法に出逢う大きな機縁となる。

他力の教えである浄土真宗は、故人の功徳を積む追善供養のための
墓前読経は行行わないが、故人のために何もできない自分の無力さや
諸行無常の厳しさを感じ偲んでいく場が墓前であろう。

身近な者の死に直面した時に慌てるのではなく、普段から仏法に
もっと言えばお寺、僧侶、仏教に親しみを持つことを勧められたのが
親鸞聖人の真意かも知れない。

山積みになっている墓石の写真を見てふと思う。
お墓のありようを考え見つめ直すということは、私自身のそして家族の
生き方と死に方を見つめ直すことではないかと・・・。

さてあなたのお墓は如何に?
posted by 正 at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 世間

2014年07月15日

情報漏洩

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先日来より世間を騒がしている例のベネッセから詫び状が…。

子供の名前・生年月日・性別、保護者の名前・住所・電話番号が
漏洩したとのこと。

原因はどうであれ、一旦webサイトに流れてしまうと事実上、
全ての情報を削除することは不可能である。
そう考えると、我が家もなんともし難い状況である。

昨今は情報戦とも言われる中、その情報に振り回されている
愚かとも言えるような人間の姿を垣間見ることも。

良かれと思っている確たる情報であっても時と場所と状況を
誤ると不利益を被る場合もある。

如何なる場合であれ、守秘義務を通さなければならない情報と
広く一般に公開しなければならない情報。

そこの吟味を誤ってはいけないし、事実に基づいた確かな
情報源のもと、了解を得ての公開。

要は情報漏洩や一方的な公開による不利益や不満。
逆に公開しないことへの不信感や不公平感。
そういうことだけは、断じて起こさないことを切望する。
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2014年05月05日

ゴールデン・ウイーク

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世間はゴールデン・ウイーク。

さて皆さんは如何お過ごしでしょうか?
暦とおりお休みの方、この時期が故にお忙しい方・・・。


我が家はゆっくり家族で休日を楽しむという訳にはいきません。

私も坊守(妻)もお寺が故に法務がありますし、
息子たちは、バイトや野球の試合・練習で各自其々。


昨日は久しぶりに四男(中2)の中学硬式野球の公式戦の観戦で
大阪・梅田のビル群を望む淀川河川敷のグランドまで行ってきました。

これがまた暑くて暑くて、すっかり赤く焼けてしまいました(笑)

さて四男ですが、小柄な体の成長とパワーアップ待ちというところか。

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本人も結果に納得しきれず、ここ数日境内でひたすら
バッティング練習を志願。
手の平も皮が剥けて・・・。

明日は三男の春季大会。

今年も変わらずのゴールデン・ウイークが終わりそうです!!!

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2014年02月19日

ソチ五輪

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ここ数日、若干の寝不足です。
というのも、ソチ五輪中継を観ているとついつい…。

4年に一度の五輪が開催されるたびに感じることですが、
精神的・技術的・体力的に計算された準備がいかに大事か、
本番にあわせてピークにもっていくことが凄いことか。


メダル獲得が本命視されていた選手が、十分に自分の実力を
発揮できないままとなったり、メダルを獲得して初めて知った
選手やその競技。

競技やメダルの有無にかかわらず、選手の関わった環境も含めて
興味深く観戦させていただいています。


しかし10代の選手の活躍が目覚ましいですね!
スノーボードの平野選手、平岡選手、
男子フィギュアスケートの羽生選手。

競技を楽しみながら、自らの実力を出し切りましたからね。
あっぱれです!

特に平岡選手は、私の母校・上宮高校の3年生で
これまた同郷の奈良県出身。

やっぱり応援に力が入りましたね。
彼の場合はご両親、特にお父さんのバックアップが凄い。
9年間、週末は練習のため奈良と岐阜を往復されたとか。

彼に限らず、選手ひとりひとりには私たちにには知り得ない
人生のドラマがあるんだと想像します。

五輪も後半に差し掛かってきました。
選手の皆さん、持てる力を充分発揮できるよう、
また後悔の無いように!

さて今晩は、女子フィギュアスケートです。


頑張れ、日本!!!



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2013年12月24日

お寺のクリスマス!

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今日、明日と世間はクリスマス一色でしょう。


先日先輩住職との話。

先週にその先輩のお寺で年回忌が勤められ、一緒にお参りに来ていた
小学生低学年の男の子に話の流れで

「クリスマスって何の日?」

と何気に尋ねると、


「何かもらえる日。」


と答えたそうです。


今時の子供だとは思いつつ、キリスト様もショックで
嘆いておられるかもと…。


本来の意味を理解せずに、その場の雰囲気、世情の流れで
イベント化しているのも否めません。




さて我が家においては、最近でこそそこそこ大きく
なりましたけれども本当に幼少の頃の息子たちは、

「うちはクリスマス、せーへんなあ…。」

と聞いたこともありましたが、聞くのもしないことを
前提にした聞き方でした。


「うちはお寺で、阿弥陀さんやからなしやなあ。」


その当時、納得していたかどうかはわかりませんが。


そう思いながら数日前、三男・四男にクリスマスのことを
聞いてみると


「うちはそんなもんやと思ってたし、だいたい世間が騒ぎすぎや!」


クリスマスイブに、本堂で正信偈を家族でお勤めします。











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2013年09月13日

お・も・て・な・し

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昨今あまり明るい出来事を見聞きしない中、
先日は日本国中が歓喜の渦となりましたね!

そうです、2020年五輪東京開催決定のニュース。


前回の東京オリンピックは1964年。
私は1歳、生まれてはいましたが全く記憶にはございません。

あの頃は、戦後の発展を象徴する五輪で、新幹線や東名高速道路の
開通など日本も元気でした。


さて今回の東京開催に向けては、各分野たくさんの方々の
尽力の賜物だと推察いたします。

開催地決定前の誘致最終プレゼン、結構聞き入ってました。



言葉や文化や習慣の違う世界の国々の人の心を掴むというのは
至難の業だと思います。


滝川さんの「お・も・て・な・し」


改めて聞くと、日本語って何と美しいことかと再認識しました。

日本の持ち合わせる伝統文化に代表される「わびさび」が
凝縮された一言に聞こえました。


今回の開催決定で、何か頑張る目的意識ができたようで…。


2020年、私は57歳。
成熟した日本をアピールできる五輪となるかどうか。


世間も私もどう変わっているんでしょうか?


とにかく平和で元気で明るい日本であることを期待いたします!!!
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2013年07月26日

平均寿命

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厚生労働省が、2012年の日本人の平均寿命を公表しました。


  男性 79.94歳
  女性 86.41歳

男女とも前年を上回ったらしい。

男性は、過去最高の世界第5位。
女性は、長寿世界1位に返り咲き。 


まだ伸びる可能性があるんだとか・・・。



あくまでも数字上の発表ではあるが、数字に隠された様々な
高齢者の問題が昨今の社会問題になりつつあります。


自分らしく生きるとは?
自分らしく死ぬとは?


私自身もあと何年生きられるのかはわからないが、
必ず死はやってくる。


何故、死はやってくるのか。

癌や心臓病等の病気や事故等で死んでいくんではない。


死因はひとつ、この世に生を享けたからです。(仏教的ですが)


この当たり前の事実に目を向けて、限られたいのちを大切に、
そして悔いの無いように生きてゆきたいものです。


数字上ではあと30年生きられるのですが・・・。





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2013年06月18日

パスポート

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先週、申請をしていましたパスポートを受け取りに
パスポートセンターへ。


10数年ぶりの申請で、受け取ってびっくり!


サイズも小さくなり、ICチップが内臓されていて
データーが管理されています。


利便性も高まり、あらゆることが便利になることは
有難いのですが、すべて管理されているというのも・・・。


犯罪の抑止力のためには致し方ないのでしょう。


とかく最近は、世の中の変化が益々スピードアップしているような。


ついていくのもひと苦労です。



posted by 正 at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 世間