お仏壇やお寺の本堂の仏さまに捧げるロウソクに
火をつけることを点燭(てんしょく)といいます。
それではなぜロウソクに火をつけるのでしょうか?
お仏壇の中を明るくするためや読経する時のあかりと
考えておられるかもしれません。
ロウソクの火(燈明)にも仏さまの大切なおこころの
味わいがあるのです。
ひとつは「光」です。
周囲を明るく照らすありさまは、仏さまの 智慧 を意味します。
智慧とは、私たちの苦しみの元をぶち破るはたらきをいい、
これをまた「光明」ともいわれます。
もうひとつは「熱」です。
熱が氷を解かすようにような温もりは、仏さまの 慈悲 を意味します。
慈悲とは、私たちの固く閉ざしたこころを解きほぐしてくださる
はたらきをいいます。
そんな思いを自ら省みつつ、本日より境内の動物合同墓地にも
お盆の期間中(8/13〜15)夕刻より燈明を献上いたします。
どうぞ心静めてのご参詣をお待ち申し上げております。
南無阿弥陀仏
闘病も虚しく、先日8月2日に天国へと先立たれました。
8月4日の京セラドーム戦に行こうと約束してた矢先のことでした。
私もようやく落ち着いてきて、前向きになれつつあります。
これからも住職様のブログ、読ませて頂きます。
この度は、息子さんの訃報、大変驚いているところでございます。
謹んで哀悼の意を表し、お念仏申し上げます。
過日執り行いました盂蘭盆会の法要の折にも、ご参詣下さった方々に
私たちが生かされているこの世界は「諸行無常」、つまりは、すべての物事は
一瞬も止まることなく移り変わっているのです。
とお話しをさせていただきましたが、この度は本当に厳しいご沙汰、私も無念でなりません。
また同じ子を持つ親として、子供をお浄土に見送るとは、お掛けする言葉も見つかりません。
これもご縁なのでしょうか、8月4日は私も京セラドームにて山田選手の応援に駆けつけておりました。
そう思おうと・・・。
今は暫し時間が必要なのかもしれませんがどうぞご家族皆さま
ご無理なさらずにご自愛くださいませ。
南無阿弥陀仏